「沖縄の虫って、なんかでかいらしい…」「旅行中に遭遇したらどうしよう…」そんな不安を抱えている方は意外と多いのではないでしょうか?
南国・沖縄は気候が温暖で湿度も高いため、虫たちにとってはまさに楽園。実際に本州よりも一回り大きい虫が生息しているのも事実です。
この記事では、沖縄でよく見られる「でかい虫」の正体や出現時期、観光客が遭遇しやすい場所、そして虫が苦手な人向けの対策法までを詳しく解説します♪

なお、虫のあまりにきつい画像が続いたので虫のイラストを載せています…
沖縄の虫は本当にでかいの?

はい、本州に比べて虫が大きい傾向があります。
理由は、沖縄の高温多湿な気候が虫の成長に適しているからです。特に夏場は虫の活動が活発になり、「なんじゃこれ!」と思わず声が出るようなサイズの虫と遭遇することも珍しくありません。
また、沖縄には亜熱帯に特有の生き物も多く、見慣れない虫に驚く旅行者も多いです!
沖縄の虫がなぜ大きくなるのかをより詳しく解説した記事はコチラです。
沖縄でよく見る“でかい虫”の種類と特徴
1. ゴキブリ(ワモンゴキブリやクロゴキブリ)

- 大きさ: 4~5cm以上
- 特徴: かなりデカいです。飛行能力もあって早いのでかなりの脅威。
- 出現場所: 宿泊施設の外壁・屋外の自販機付近・夜の飲食店裏口など
沖縄で最も恐れられている「でかい虫」代表です…。飛ぶ&でかい&夜行性という三重苦…。
特に夜間の外灯付近、自販機周辺、建物の隙間などは注意が必要です。屋内に侵入してくることもあるため、ドアや窓の閉め忘れには注意が必要です。

沖縄のゴキブリはただ大きいだけでなく、厚みがあるので存在感があります…
2. オオゲジ(巨大ムカデ系)

- 大きさ: 10cm〜15cm程度
- 特徴: 足がたくさん、すばやい動き、毒性はなしだが見た目が強烈
- 出現場所: 湿気の多いトイレや庭先など
夜間や雨上がりなど、湿度の高い場所で見かけやすいです。草むらの近くや外の水場周辺にも出現するため、屋外での活動時には周囲を注意深く観察しましょう。
3. カマキリ(オキナワカマキリなど)

- 大きさ: 7~10cm
- 特徴: じっとしているけど威圧感あり。視線を感じる。
- 出現場所: 草むら・公園・民家の壁など
日中でも日陰を好み、庭の植え込みや公園のベンチ下、石垣の隙間などで静かに佇んでいることがあります。刺激しなければ基本的に無害ですが、突然現れると驚きます。

今までの虫に比べてカマキリはマシに思うのは私だけでしょうか…?
4. クモ(オオジョロウグモやアシダカグモ)

- 大きさ: 脚を含めると15cm近いものも
- 特徴: 素早く動き、ゴキブリを捕食してくれる益虫
- 出現場所: 古民家や湿気のある屋内
夜になると活発に動くため、電気をつけた瞬間にササッと走ることも。キッチン、トイレ、脱衣所など湿気の多い屋内で出会いやすく、びっくりすることもありますが人間には害はありません。
5. セミ(クマゼミやリュウキュウアブラゼミ)

- 大きさ: 3〜5cm(羽を広げると7cm以上)
- 特徴: 鳴き声がとにかく大音量、目の前に落ちてくることも
- 出現場所: 街路樹・公園・ホテルの庭
沖縄では夏場になるとどこでも鳴いている存在。木の枝にとまっているだけでなく、地面に落ちていたり、ドアやベランダに張りついていることも。音とサイズに圧倒されがちですが、基本的にはおとなしい虫です。

その他、たくさんの大きな虫が存在します。バッタ類も本土と比べて大きい個体が多いので見かけると驚きますよ!
いつが一番出やすい?虫の出現時期
沖縄では、虫の出現にはっきりとした季節的なピークがあります。虫が苦手な人にとっては、旅行の時期選びにも影響する重要な情報です。
- 最も虫が多い時期:4月〜10月(特に6月〜9月)
- 沖縄は4月から徐々に気温が高くなり、湿度も上がります。それに伴ってゴキブリ、蚊、ムカデ、クモなど様々な虫が活発になります。
- 特に6月〜9月の梅雨から真夏にかけては、虫の繁殖期でもあり活動が非常に盛んです。
- 虫が出やすい時間帯・条件:
- 夜間(18時以降〜深夜): 多くの虫は夜行性で、特に街灯や屋外の明かりに集まってくる傾向があります。
- 雨上がり・湿度の高い日: 湿気を好む虫(ムカデやゲジゲジ、カエルの餌となる虫も)が増えます。
- 風の弱い日: 風が強いと虫は飛びにくくなるため、風のない蒸し暑い夜ほど多く見かけます。
- 冬(11月〜3月)は虫が少ないがゼロではない
- 冬場は気温が下がるため虫の活動は減りますが、沖縄は本州より暖かいため、日中の気温が20度を超える日などは一部の虫が活動することもあります。
旅行日程を選ぶ際は、虫が苦手な方は夏休みシーズン(7月〜8月)を避けて、春先や晩秋の旅行を検討するのもおすすめです。
観光客が遭遇しやすい場所は?
- ホテルや民泊の外壁・玄関まわり
- ビーチ近くの更衣室やトイレ
- 飲食店の裏手やゴミ置き場付近
- 夜の公園や街灯の下
沖縄では自然と隣り合わせの環境が多いため、都会では出会わないような虫とも思わぬ場所で遭遇します。
沖縄の“でかい虫”が苦手な人のための対策法
1. 虫除けスプレーは常に持ち歩こう
特に「ディート」や「イカリジン」配合のものは効果が高いです。肌だけでなく服にもスプレーするのがおすすめ。また、無香料タイプを選ぶと虫を引き寄せにくくなります!
2. 網戸のチェックを忘れずに
宿泊先の網戸に穴や隙間があると、夜間に虫が侵入する可能性があります。
チェックイン時に確認し、必要ならフロントに相談を。念のため、自分で簡易的にふさげるガムテープや目張りシートを持っておくと安心です。
3. 夜間は窓を開けず、室内の明かりに注意
街灯に集まった虫が室内に侵入することも。特に夜間の網戸越しの照明は要注意です。窓際に照明を置かない、カーテンを閉めておくなどの工夫も効果的です。
4. 長袖・長ズボン・靴下で肌を守る
虫除けの基本は「肌を露出しないこと」。夜の散歩や山道を歩くときは特に注意を。薄手のラッシュガードや通気性の良い長袖は暑さ対策にもなり、一石二鳥です♪
5. 虫が少ない宿泊地を選ぶ
那覇市内の高層ホテルなどは比較的虫が少ない傾向があります。自然に囲まれたエリアは虫も多めなので、心配な方は宿の口コミで「虫」の記述をチェックしておくと安心です♪
さらに、事前にホテルへ「虫が苦手な旨」を伝えておくことで、可能であれば高層階の部屋を案内してくれることもあります。
まとめ 沖縄の虫は確かにでかい。でも対策すれば大丈夫!
沖縄の虫が「でかい」のは本当ですが、事前に情報を知っておくだけでもかなり心構えができます。しっかりと対策すれば、不快な思いを最小限に抑えて、沖縄の自然や観光を存分に楽しむことができます!
虫が苦手な人でも安心して旅行を楽しむために、今回ご紹介した内容を参考にして、万全の準備をして出発しましょう♪